ファミリーキャンプを始めたいけど、アウトドアチェアの種類が多すぎて「どれを買ったらいいかわからない!」と悩んでいませんか?キャンプにはアウトドアチェアは必須アイテムでもあり、まずはアウトドアチェアを買おうと考える人も多いと思います。私も最初にアウトドアチェアを買うときはネットで調べたり、先輩キャンパーに相談したり、とても悩みました。
この記事では、ファミリーキャンプにオススメのアウトドアチェアの選び方をご紹介いたします。ファミリーキャンプでなくてもアウトドアチェアをどのような視点で選べばいいかをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
アウトドアチェアの種類
アウトドアチェアの種類は大きく分けて6種類あります。
また、チェアではないですが、コットもチェアとして代用できるので、コットを含めた計7種類の特徴をご紹介していきます。
ハイチェア
ハイチェアは座面高さ40cm以上のチェアを指します。自宅のダイニングやオフィスのイスと同じような高さがあるため、立ったり座ったりがしやすいのが特徴です。テーブルの高さが80cm以上のものと合うため、ハイテーブルを使用する方や、料理をしたり子どもの世話をしたりと動き回るような方には、一番使いやすい高さです。立ったり座ったりがしやすいので、足腰への負担が少なくなり、腰痛持ちの方にも人気のタイプです。
ローチェア
ローチェアは座面高さ20〜40cm程度のチェアを指します。普段使っているようなイスよりも低く、テーブルの高さが40cm程度のテーブルに合います。座りながら料理や食事、焚き火をしたりするには丁度いい高さです。また、小学生以下の子どもで足付きがいいため、自分で立ったり座ったりしやすいのが特徴です。私の2歳の子どもも自分で座ることができるので、自分でやりたいお年頃の子どもにも安心して使用できます。
ベンチ
ベンチはローチェアと同じような座面高さで、20〜40cmの2〜3人掛けのチェアです。ママと一緒に座りたい!という子どもの要望にも答えられるので、ファミリーに人気があります。ローチェアと同じデザインのものも多く、ローチェアと組み合わせて購入するのもオススメです。車の荷台に置けば収納用の棚として利用でき、スペースが拡張されるため、1つあると色々な役目を担ってくれます。
リクライニング
背もたれを倒してリクライニングできるタイプで、座面の高さはハイチェアと同様40cm以上のものが多いです。キャンプでゆったり過ごしたい方にオススメで、リクライニングさせて自然を感じながらお昼寝をしてみたり、星空を眺めてみたりとリラックスできるのが特徴です。折りたたみ式のものは収納サイズが大きくなってしまうため、車へ積み込むのに一苦労する場合があります。一方で、キャンプ場でのくつろぎを体感してしまうと、必ず持って行きたくなるチェアと言えるかもしれません。
スツール
スツールとは、背もたれ・肘掛けがないイスのことを指します。座面の高さはローチェアと同様で20〜40cmのものが多いです。特徴は軽量・コンパクトになることで、持ち運びしやすいため、荷物をコンパクトに収めたい方に特にオススメです。また、価格もリーズナブルなものが多く、子どもがちょこんと座るにもちょうどいいサイズなので、サブチェアとして購入するのもありです。キャンプだけでなく、運動会やピクニックなどにも気軽に使えるのもオススメポイントです。
座椅子
座椅子はお座敷スタイルでゆっくりくつろげるのが魅力です。足を伸ばしたりあぐらをかいたり、まるで自宅にいるようなリラックスした姿勢で座れます。シートを広げてくつろぐ場合に、腰への負担を軽減してくれます。スツールと同様、コンパクトに収納できるため持ち運びに便利で、登山など荷物を減らしたい場面にも活躍してくれます。
コット
アウトドアチェアではありませんが、コットをベンチ代わりとして使用するのもオススメです。コットはアウトドアシーンでの簡易ベットを指します。ハイコット・ローコットという高さに種類があり、ローコットは高さ20〜30cmでハイコットに比べて重心が低く安定感があるため、座り心地も問題ありません。軽量かつコンパクトに収納できるため、ベンチが欲しいけど荷物を減らしたいという場合にはコットも選択肢の一つとなります。
アウトドアチェア 選び方のポイント
アウトドアチェアの種類がわかったところで、次はどんなポイントで選べばいいかを3つ紹介していきます。
組み立て式、持ち運びやすさ
アウトドアチェアの組み立て式は主に3種類あります。
組み立てやすさ、持ち運びやすさなど、それぞれの特徴を理解していくと自分に合ったチェアが選びやすくなります。
収束式
収納袋から取り出してチェアを開くだけで組み立てられます。本能的に開くだけなので、組み立て・収納が簡単で、初心者の方や、設営・撤収の時間を短縮したい方にもオススメです。
ハイチェアやリクライニングタイプのレイチェアなどが収束式に当たります。
折りたたみ式
収納袋がないタイプが多く、単純に折りたたまれているため、収束式と同様に簡単に組み立てが可能です。一方で、折りたたまれていてもコンパクトさに欠けるため、自宅や車載スペースが少ない方には不向きかもしれません。
ローチェアやリクライニングタイプのインフィニティチェアなどに多く折りたたみ式が採用されています。
組み立て式
ポールと座面が分解されているため、使用時には組み立ての必要があります。一方で、コンパクトになるため、持ち運びにとても便利です。登山やバックパックでのキャンプにオススメです。
ローチェアの中でも、座面が包まれているようなタイプが組み立て式に当たります。
素材
アウトドアチェアは座面とフレームで、それぞれ素材の特徴があります。
使い方によっては素材をしっかり選んだほうがいい場合がありますので、特徴を確認しておいてもいいかもしれません。
座面の素材
座面の素材は主に「ポリエステル」「コットン」「メッシュ」があります。
●ポリエステル
撥水性があり、汚れが落ちやすいため、子どもが食事や飲み物を落としてしまっても安心です。また、重量が軽いため、持ち運びの良さという点がメリットです。一方で、焚き火などの火の粉には弱いという特徴があるため、焚き火の近くで使用する場合には避けたほうがいい素材かもしれません。
●コットン
焚き火などの火の粉が飛んできても、穴が空きにくいのが特徴です。焚き火の近くで使用する方にはオススメです。一方で、ポリエステルより生地が厚いため重量が重くなってしまうことがデメリットと言えます。
●メッシュ
通気性がよく、濡れてもすぐに乾く特徴があります。夏場の暑い日や水遊びに使用するときにオススメです。
フレームの素材
フレームの素材は主に「木製」「スチール製」「アルミ製」「カーボン製」があります。
●木製
アウトドアシーンにマッチする素材です。ナチュラルでオシャレな雰囲気を作り出してくれるため、デザイン性を重視したい方にはオススメです。
●スチール製
一般的な金属で、フレームを塗装してあるのが多いです。比較的安価なものが多いのが特徴で、金額を抑えたい方にはオススメポイントになります。
●アルミ製
木製やスチール製と比べて軽量かつコンパクトなタイプが多く、持ち運びしやすいのが特徴です。
●カーボン製
アルミ製よりも軽く、とにかく軽くて丈夫なことが特徴です。一方で、機能性が高いため金額が高くなってしまうものが多いです。
ファミリーキャンプでオススメのアウトドアチェア
種類や素材の特徴を捉えたところで、ファミリーキャンプでオススメのアウトドアチェアを紹介していきます。
それぞれのスタイルによりますが、特にオススメしたいチェアは「折りたたみ式のローチェアとベンチ」の組み合わせです。
ファミリーキャンプでも特に、小さいお子さんがいるご家庭は、設営・撤収の時間をできるだけ短くしたいはずです。なぜなら設営の時間も子どもたちは落ち着きなく動き回っているので、どこかへ行ってしまわないように目が離せないと思います。私も4歳と2歳の子どもと一緒に行くときは、できるだけ設営を早く終わらせて、子どもと一緒にキャンプ場を満喫したい!と考えているので、組み立てやすさが選定ポイントになりました。
折りたたみ式のローチェアは、パッと開くだけなので、設営に時間がほぼ掛かりません。また、座面の高さが低いため、小さい子どもでも足つきがよく、一人で座ることができます。
なぜベンチも組み合わせるかというと、小さい子供は一人で座ることに飽きたり、甘えたくなったりしたときに、ママやパパと一緒に座りたいと言い出すことも少なくありません。その時にベンチがあると一緒に横に座ることができるため、一つあるととっても便利だからです。
まとめ
今回はいろいろな種類があるアウトドアチェアの選び方を、種類別・素材別でご紹介しました。ファミリーキャンプをする目線でご紹介しましたが、ソロキャンプや仲間内でのキャンプで使用するために購入する方も、それぞれの特徴を捉えた上でお気に入りのアウトドアチェアを探してみてください。
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